3年目の迷子|人は何のために働くのか?

ビジネス

海 (2)

私が働いている職場の人で、とあることで相談を受けました。その時に、私の意見がすごく参考になってすっきりして解決したと言っていたので、もし誰かの役に立って参考になればと思ったので、共有します。

 

3年目の迷子

どうやら、その人(Aさんとします)は仕事や職場に対し、いろいろな不満があったのです。

あの人のこういうところが嫌いだの、なんであの人は仕事しないとか、私はこうこうあるべきだと思う、といった事までさまざまでした。

よくある悩みですね。

 

Aさんは同じ事務員で、入社してから今年で4年目の社員さんです。在籍期間でいうと3年ですね。

よく耳にしますね、「とりあえず入社したらどんなことがあっても3年いなさい」的な。

それを過ぎて4年目に突入すると仕事もそれなりに出来てきて、全体的な業務が分かってきだしたところです。

 

一般的に、やっと一人前と認められるところでしょうか。まぁ、能力等個人差はありますが…

事務職も、3年も経つと、新人のころと違って誰かの後ろにくっついて仕事をしたり、誰かのお手伝い的な業務をしたりすることがなくなってきます。自分ひとりで判断したり、一連業務をすべてこなしたりします。

 

その他には、仕事を任されることも多くなって、プロジェクトリーダー的になる人もいるでしょう。

部下が出来て、今後は教える側になる人もいるでしょう。

 

これまでの仕事においての責任が重くなり、業務にも幅が出てきたあたりなので3年経つと見えてくる世界が変わってきmす。

 

ただ、私に相談してきた内容をよくよく聞くと、ほとんどがその人の主観で個人的な意見でした。

ようするに、愚痴ですね。

それ「完全に愚痴だね」と私がいうと、

Aさんは「そう!愚痴と分かってるんだけど、こんなことを思うのはいけない事なのかな?」と言いました。

 

たしかに、別に愚痴るのは構わないと思います。聞く方はたいくつですけど…

そう、Aさんもわかっていました。愚痴ということも自分の考え方を変えれば済むことも。

 

方法としては、その内容に耐えられないのなら転職するか、今の環境と勘案して、そこそこのお給料をもらっているから我慢して働くか。

基本的にどちらかしかないでしょう。

 

実際、愚痴というものは、話の根拠として会社の根幹に関わるものではなく個人的な意見でつまらないものが多いです。

だから愚痴なのです。単なる文句です。

 

ただ、そんな中身のない、つまらない理由で転職するのももったいないし、我慢するものしんどいと思います。

なので、私は解決法を教えるというか、私なりの意見を言いました。

「それは、3年目の迷子なんだと思う」と。

かっこよく言っていますが、私が勝手に名付けたものです。

 

誰かに対してどうとか、個人的な意見を言うのは入社3~4年目に多いのかも知れません。

どうしてかというと、それぐらいになると、仕事に注意されることも少なくなるし、仕事もひとりで任されることも出てきて、ベテランという域に入ります。

 

そういったことをしていると、自分は仕事ができて、自分があ会社を回していると錯覚し始めます。

そう、錯覚なのです。そして、単なる自信過剰から勘違いを生みます。

さらに、自分の思うようにいかなければ意見が通ると思って、まわりの人に対してなどいろいろ愚痴を言い始めます。

そして、どうすることも出来ないので悩んで苦しんでいきます。

 

私の意見としては、なんだ勝手に自分の好き嫌いで物事を判断して、勝手に苦しんでいるんだな、と思います。迷路みたいで道がわからなくなって、どうしたらいいんだろう状態におちいっているんだと思います。

だから、3年目から4年目の人に多い、迷子なんだなと思います。

 

広い視野を持つ

会社は個人的な一人の意見で制度や方針など組織としての体制を改善したり、変更したりはしません。

これは、どこの会社でも同じだと思います。

例えば、仮にあなたにバイトの子か、なにか部下にいたとしましょう。

その人の意見や文句をいちいち聞いたりしますか?

それと、同じことです。会社もいちいち聞かないです。

 

でも、もっと視野を広げて考えてみてください。

会社として、制度や物事を変えたり、改善したりするときは、会社として組織としての基幹的な問題があったときだけです。

わかりやすくいうと、就業規則が法律に違反していたりとか、職場の環境が安全衛生的によくなかったりで労働局から改善の指導を受けたり、そこまでいかなくとも、業務をする上で労働者が危ない箇所があるとか、こうした方がもっと効率が上がるとか経費が削減できるとかです。

それは、行政が介入して会社してせざるを得ない場合もあれば、経費削減や業務効率化になることは、結果的に業績や売り上げなど会社としてメリットがあるからです。

 

なので、経営陣でもない下っ端の個人的な意見を聞くわけがないです。

 

管理職や経営陣サイドの人の意見は採用されますが、そもそもできる経営陣たちはそんな愚痴はいいません。

自分が発言力を持っていると知っているからです。

なので、めったなことで会社に意見は言いません。

 

そう、Aさんはここを勘違いしていたのだと思います。

結論をいえば、そんなことを言うことになんの意味もないのです。

思うのは勝手ですが、それを堂々と他人に言って、なんとかどうにかならないかと考えること自体がムダなのです。初めからどうすることもできないですし、何も変わらないです。

 

そして、これに気づけたことで迷路からやっと抜け出せることができます。

 

そもそも、会社はお金をかえkることは費用対効果を考えますし、制度やなにかを改善するにはそれに見合った大義名分を考えます。

広い視野を持てばそこに気づくことができます。

経営陣になれば経営者のことを考えます。

経営者になれば会社だけでなく社会全体のことを考えます。

 

自分の意見が会社として組織として基幹的なものに関わるなら、たとえ下っ端だろうが意見は聞かれます。

意見が通るか通らないかは、会社の風通しなども関わりますから一概には言えませんが、ちゃんと聞いてくれるはずです。

 

誰しも不満はありますが、まずその不満が本当に必要な不満であるのか、一度じっくり考えてみるのもいいかも知れません。でないと、「あの人は愚痴ばっかだな」と自分で評価を下げてだけで終わります。

 

それでも、その会社で不満があるのなら改善や意見を会社に言ってみるのも、思い切って転職してみるのもいいと思います。

 

会社のために仕事をするな

社会的な考えからすると「なに言ってんだ、こいつ」と思われるかも知れませんが、会社のために仕事をすることは、かなりリスクがあります。

 

さらに、会社のために人生をささげるなんてバカなことはオススメしません。

仕事に対しての成果も業績も、どうせ定年になればリセットされてすべてなかったことになります。

定年退職すれば、仕事に追われることもなくなり、急に暇になり何をしていいかわからなくなることも多いようです。

バリバリ仕事していた人は、ほとんどの時間を仕事に費やしていたため、趣味ややりたいことなど特になく、仕事以外に人生に価値を見いだせなくなっています。

 

それこそ人生を棒にふるみたいなものです。

大事なのは、その会社で自分がどうしたいか、どうあるべきかだと思います。昔は1つの会社に骨をうずめるとか、一生をその会社に捧げるとかが常識と考えられてましたが、今の世の中、転職なんて当たり前の時代になってきています。

 

1つの会社で、やりたい事もなにもかも我慢して、家族との時間を犠牲にしたり、仕事一筋で生きていくのもいいですが、果たしてそれは幸せなのでしょうか。

 

自分のやりたい事、正しいことができな会社に価値はないと思います。

今の会社でそれが出来るなら、どんどんチャレンジして自分のために働くことが大事です。

それが、会社のためにもなりますから。

 

それが出来なければ転職すればいいだけの話です。

つまらない理由やわがままでの転職はどうかと思いますが、スキルアップやもっとこんな事をしてみたいなど夢があるなら、転職は全然ありだと思います。

会社が人の夢をつぶす権利はないはずです。

 

結局、会社が自分の老後まで面倒を見てくれるわけではないので、自分の人生は自分の悔いがないよう好きにするのが一番幸せで、充実しているのかなと思ったりします。

「自分の人生、自分のやりたいようにする」、これができるかできないかは、あなたの気持ち次第であり、行動力だと思います。

 

まとめ

いつもと違い、自論的なものを書いてみました。はじめて書いたのでうまく伝えられているかはわかりませんが、言いたいことは書けたかなと思います。

 

まぁ、完全に個人的な主観なので、賛否両論はあると思います。そうでもないなと思ったら、そっとページを閉じてください。

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