年末調整で記載が求められる「扶養控除等申告書」や「保険料控除申告書」。
もともとこういった用紙には記入欄が設けられていますが一般的なものなので、人によっては足りないことがあるかも知れません。
あなたも「用紙が足りない!」「欄に書ききれない!」と思ったことはありませんか?
そういった時の対処法をご紹介します。
用紙が足りないよくある原因
まず、用紙が足りないんですがとちょくちょく質問を受けますが、理由を聞いてみると…
- 無くした(破れた)
- 記載ミスの修正だらけで汚くなった(書き直したい)
- 記入欄が足りない
などなど…
なるほど、そうゆうことですか。
1、2の理由に関しては、まぁ仕方ないです。
紛失は問題外ですが、一生懸命頑張って記載した感はありますね。
さて、気になるのは3、の「記入欄が足りない」という点です。
「何にどれだけ記載しているの!?」と思ってしまいます。
よほどの事がない限り、通常の欄の数が足りないことはありません。
「保険料控除申告書」の記入欄はあまり数は多くはありません。
でも、ちょっと待ってください無駄な申告していませんか?
「生命保険料控除」「地震保険料控除」には控除額に上限があります。
証明書があるからと言ってすべて記入する必要はありません。
逆に言えば、それ以上は申告しても控除額は増えません。
新保険料上限:8万円
旧保険料上限:10万円
地震保険料上限:5万円
旧長期損害上限:2万円
上記の保険料で控除額の上限に達します。
これに達するように支払った保険料が高いものから記載していくとグッドです。
これで大体は記入欄数で足りる可能性がありますので、ぜひ確認してみてくださいね。
いやいや、その場所じゃないし、それでも足りない場合は、次をご覧ください。
どこで用紙は入手できる
基本的に年末調整の用紙は各種1枚づつしか配布されません。
しかし、会社でもらえる枚数で足りない場合は、まずは会社の担当者へ貰えるか問い合わせてみてください。
これが一番早いです。
しかし、そうも言えない状況の人も中にはいるかも知れませんね。
そういった時には、国税庁のホームページでダウンロードしてプリントアウトして使用しましょう。
・「平成31年分 扶養控除等(異動 )申告書」(PDF)はこちらから
・「平成30年分 扶養控除等(異動 )申告書」(PDF)はこちらから
・「平成29年分 扶養控除等(異動 )申告書」(PDF)はこちらから
・「平成28年分 扶養控除等(異動 )申告書」(PDF)はこちらから
・「平成28年分 保険料控除申告書」(PDF)はこちらから
パソコンやプリンタが無い人は!?
パソコンなどを持っていないため、家でプリントアウトできない人は、全国各地にある『税務署』の窓口に用紙が大量においてあります。
私の地区では、入り口付近に用紙の種類ごとにレターボックスに入っています。
担当者じゃなく一般の人でも入手できると思います。
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