学生など初めての場合はあまり馴染みのない「送付状」ですが、
ビジネスでは送付状の作成が当たり前になっています。
知らない人は、いきなり書けと言われてもどう書けばいいか迷いますよね。
ここでは、送付状の意味と書き方について、わかりやすく作成例の図解入りで解説していきます。
送付状の意味
送付状は「添え状」や「カバーレター」と呼ばれたりしますが意味は同じです。
また、FAXを送信する際に添えたりする書類でもあります。
応募に送付状は必要なの?という、素朴な疑問を持つ人もいると思います。
送付状は、履歴書や職務経歴書など一般的な応募書類に含まれていません。
簡単に言えば、あってもなくてもどっちでもいい書類です。
基本的に、アルバイトやWeb応募では不必要の場合が多いと思います。
また、募集要項に「送付状不要」などと記載されている企業には必要ありません。
送付状を作成する意味合いとしては、「応募書類に対しての補足や気持ちの手紙」といったもので礼儀やマナー的なものです。
電車で「お年寄りに席をゆずる」といった感じですね。
送付状の添付は、企業からは「しっかりした人」「マナーのある人」という印象を与えられる点が一番の目的だと思います。
これで、印象upすることができればライバルより優位に立てたりもするかも知れませんね。
送付状の有無で不採用にはならない
一概には言えないところもありますが、送付状のあるなしが選考にひびくということはありません。
なので、送付状の存在を知らなかった、同封するのを忘れてしまった!などで送付状がなくても焦らなくても大丈夫です。
しかし、社会人のマナーとしても、送付状の有無だけでライバルに差を付けれるのならぜひ作成しておきましょう。
送付状の書き方
書き方の見本をわかりやすく図解でご説明します。
<基本的なルール>
- 用紙サイズはA4又はA5サイズを使用
※履歴書など同封サイズに合わせます - 手書き、パソコンどちらでもOK
- 横書きで作成する
1.日付
日付は応募書類を送付する日(または持参日)を記入します。
書き方は西暦・和暦どちらでも構いません。
位置は右に揃えます。
2.宛先
正式な、会社名・部署名・役職名・個人名の順に記入します。もちろん(株)など省略はしまてはいけません。
個人名が分からない場合は、「採用ご担当者 様」や「人事部 御中」と記入します。
位置は左に揃えます。
敬称は人には「様」、会社や部署には「御中」と記載するのがマナーです。
3.自分の情報
郵便番号・住所・連絡先・氏名を記入します。
連絡先は携帯電話など、日中すぐに連絡の取れる番号を記入します。
項目ごとに改行して記入し、すべて右に揃えて書きます。
4.件名・本文
件名はわかりやすく簡潔に中央に「応募書類の送付について」などとします。
本文は「頭語+時候のあいさつ+内容+結語」で構成します。頭語と結語はセットで使用します。頭語は「拝啓(はいけい)」で、結語が「敬具(けいぐ)」を用いるのが一般的です。
ビジネス文書では一般的なことなので覚えておいて損はないです。頭語・敬具や時候のあいさつなどはwordを使えば簡単にできます。
内容は、「応募書類を送付すること」と「面接の機会を設けて欲しい」ことを記載し、最後に「ご査収のお願い」(ご確認ください的な意味)で結びましょう。
これまでの職歴や志望動機や自己PRを簡潔に記入すればさらにグッドですね。
5.記書き
送付書類の内容を書きます。位置は中央に「記」と書き、最後は「以上」で締めくくり右端に書きます。
内容は箇条書きで書くのが一般的です。
まとめ
いかがでしょうか。送付状の書き方は分かってしまえば、意外と簡単なものです。
あまり手間もかからないので、良印象を持ってもらえるような送付状の書き方を練習してみてください。
さて、送付状の作成が終わったら次は「履歴書」の作成になります。しかし、その前にぜひ知っておきたいポイントがあります。
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