給料日に注意|当月払いと翌月払いの違いと特徴

給料

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あなたの会社の給料日はいつでしょうか?今月の給料はいつもらえて、何日から何日までの分なんだろう、と思ったことはありませんか?

簡単なようで、意外と分からない人が多いのかなと思います。
職場が変わったり、初めて就職した時などは困りますよね。
ここで、給料日のしくみについて見ていきましょう。
あなたの会社と照らし合わせて理解していくといいかも知れません。

給料日のしくみ

給料には必ず「締め日」と「支払い日」が決められています。よく「25日締めの翌月10日払い」とか聞いたことがあるかも知れませんね。
給料日は会社によってバラバラですが、一般的には10日か25日が多いでしょうか。

【締め日について】

給料の「締め日」は、「いつからいつまで働いた分ですよ」という期間を言っています。
給料は1か月が単位ですから、

  • 末日締め → 1日~末日までの勤務分
  • 15日締め → 前月16日~今月15日までの勤務分
  • 25日締め → 前月26日~今月25日までの勤務分

と、こんな感じになっています。簡単ですね。
つまり、「締め日」は給与算定の期間の最後の日を言っているわけです。

【支払日について】

次は、給料の「支払日」です。
支払日は、締め日で決められた期間が「いつ支払われるか」ということです。
日にちについてはそのままなので特に言うことはありません。

問題はその日がいつの月なのかです。支給の月は大きく「当月払い」と「翌月払い」の2通りしかありません。

簡単にいうと、締め日と支払日が同じ月だと当月払い違う月だと翌月払いになります。
この「締め日」と「支払日」をあわせると、ごっちゃになってよくわからなくなる人が多いです。

では、具体的に当月払いと翌月払いの違いを見ていきましょう。

当月払いと翌月払いの違い

基本的には、これは支払う月の考え方の違いです。

どういうことか簡単な例でいうと、

締め日が25日、支払日が末日」の会社があったとします。

  • 「25日締めの月末払い」→当月払い

この場合、例えば、3月26日から4月25日までの勤務分は同月の4月30日に支給されます。これが当月払いになります。

  • 「25日締めの月末払い」→翌月払い

この場合、例えば、3月26日から4月25日までの勤務分は翌月の5月31日に支給されます。これが翌月払いになります。

重要なのは、「働いた月」と「支給される月」で2つに分かれるということです。

当月払いの特徴

当月払いは、働いた月の給料は同じ月に支給される、ということです。

アルバイトでは見ないですが、正社員はよくあるかも知れませんね。

<給料の締切りと支払日>

ざっと例をいうと、

  • 「15日締めの当月25日払い」
  • 「25日締めの月末払い」
  • 「月末締めの当月25日払い」

一般的に、こんなところでしょうか。

当月払いは給与計算する期間が短いので、締め日と支払い日が近い会社はあまりないと思います。

最後の「月末締めの当月25日払い」は少し特殊で、あまり見ないかも知れません。
このパターンは、給料日が締め日より前にきています。つまり、5日分ほどを働いていないのに前払いされています。
残業などはするかしないかわからないので、確定できない変動する手当は翌月の給料に反映してきます。

具体的には、4月1日入社の場合、4月25日に”4月末までの基本給(+一部の手当)が支給され、5月25日に”5月末までの基本給+手当+4月25日までの残業代”となります。

もし、給料日の25日以降に病気やケガで休んだ場合は、有給休暇で処理するか、それが出来ない場合や、遅刻や無断欠席などで減給になった場合は、翌月で調整することになります。

メリット

当月払いのメリットは、なんといっても給料が早くもらえる点でしょう。税金や社会保険料で得することはあまりありません。

デメリット

退職するときに少し注意点があります。

退職する月は基本的に社会保険料が2倍取られますので(翌月に取れないため)手取りがガクッと減ります。
当たり前のことですが、退職した翌日から収入がなくなります。給料があっても残業代などの手当て分しか入りません。

翌月払いの特徴

翌月払いは、働いた月の給料は翌月に支給される、ということです。アルバイトや派遣社員などはこちらが一般的かと思います。

<給料の締切りと支払日>

ざっと例をいうと、

  • 「25日締めの翌月10日払い」
  • 「月末締めの翌月25日払い」

など、いろいろなパターンがありますね。基本的に、残業代など変動するものも、まとめて翌月に支給されます。事務処理の期間も割とあるので締め日と支給日が近い会社もあるようです。

メリット

会社側でいうと、事務処理もわかりやすくて簡単です。

本人にとっては、退職しても翌月に最後の給料が普通に(全額という意味)ありますので、1か月はまとまった金額が確保されてるため安心感はあります。

デメリット

これは入社の時に限りですが、なんといっても給料日が遅いことだと思います。1度給料が入ってしまえば、当月払いも待ってる期間は一緒です。

初めの給料日が遅いと、生活費や交通費などもその間ずっと立て替えしている状態になりますので、入社までに少し貯蓄が必要になります。(給料日によるが最長2か月くらい)

まとめ

このように、当月払いと翌月払いにはいろいろな特徴がありました。

基本的には、給料日のことは入社のときに契約している契約書に必ず書いていますので、一度確認してみましょう。

2つの違いを理解していれば、給料がもらえるのが当月だと思っていたのに翌月だった…なんて事も少ないと思います。

あてにしていた給料が入らないとなれば、思わぬ出費になったり、予定が狂ったりして困ったことにもなりますので、注意してください。

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コメント

  1. 平山昌 より:

    締め切り日末日支払い翌月日20日のばわい8月6日から働いた給与は今月もらえるのですか。

    • じょん より:

      コメントありがとうございます。
      おそらく8月6日〜8月31日に働いた給与が9月20日に支給されると思います。

  2. 総務女子 より:

    質問させて下さい。
    弊社は月末締め、当月25日払いになります。

    今月末で社員が退職するのですが、その場合は社会保険料(健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険)は2ヶ月分徴収で宜しいでしょうか?

    また残業代は翌月払いをしていますので、所得税のみ控除すれば宜しいのでしょうか?

    知識が無い為、ご教示頂けると幸いです。
    宜しくお願い致します。

    • じょん より:

      コメントありがとうございます。
      質問の件ですが、控除部分の徴収の仕方についてですね。
      一応前提として社会保険料は翌月徴収の仕方としますね。

      例えば2月末の退職した場合、「健康保険、厚生年金保険、介護保険」が2カ月分徴収です。
      雇用保険は当月対象の支給について徴収されるものなので1ヶ月分で大丈夫です。

      残業代など翌月に支給される手当等があれば、雇用保険料と所得税が控除されます。

      簡単に言えば雇用保険は給料が発生したら控除します。残業代は前月分(雇用保険加入月)なので対象となります。
      初任給も雇用保険だけ控除するのは同じ理由です。
      当方も同経験があり社会保険労務士にも確認済みです。

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