先日、ふと見知らぬ番号から携帯電話に電話がかかってきました。
内容は、契約しているクレジットカードから「生命保険に加入しませんか?」という勧誘の話でした。
話を聞くうちに単身者(独身)に本当に保険が必要なのか?と疑問に思ってきました。
そこで、保険に対して私個人が思う超主観的な意見を記事にしてみました。
まぁ、誰も興味ないと思いますが独り言として受け取ってください。
勧誘の結果は・・・
結論から言うと丁重にお断りしました。
なんか新人っぽい人が頑張って説明してくれましたが、買い物途中だったので話半分で聞いていました。(電話の人ごめんなさい)
今加入している保険とか、入院時の費用のこととか、いろいろ聞かれましたが特に必要性が感じられなかったので断りました。
私はまだ単身なのですが、民間の保険は一切加入していません。周りには、単身でもちらほら保険に加入している人は居ますけどね。
なので、加入しているのは、公的医療保険しかありません。会社の健康保険ですね。電話でそう説明すると、「入院費はどれくらい必要かご存知ですか?」と聞かれました。
私的に、「あ~なるほど、そういう切り口か~」と思いました。
ちなみに、入院費は1日2万かかるという統計が出ています。
別記事で書いていますが、
- おむつ・尿とりパット代、腹帯・T宇包帯
- 病衣貸与代
- テレビ代
- 散髪代
- クリーニング代
- パソコン貸出料(インターネット代など)
- DVD・CD、そのソフトなどの貸与代
- 患者図書館の利用料
などは健康保険の対象外なので、全て実費です。
そういったときのために「生命保険が必要でしょ」ってことです。
ただ私は「う~ん」となったのですが、ほんとに必要なのでしょうか?
単身は保険は不要?
ここでは、私のような単身者で考えていきます。まぁ、民間の医療保険を加入するしないは個人の自由なので、完全に私の主観でいきます。
ぶっちゃけ、私は単身には民間の生命保険は不要であると思っています。これは、今まで元気だったからとか、そう言った感覚的なもので言ってるわけではないです。
単身者は公的医療保険で十分なのです。
そもそも、医療保険は「何かあったときのための保障」なので、何もなければムダにすぎません。さらに、保険の内容を理解していないと、大きなお金を捨てるのと同じになります。
では、単身者にとって、何かあったときに保障が必要なものはなにがあるでしょうか?
単身者に必要な保障は?
簡単なところで、手術や入院で医療費が高額になったときですね。基本的に、公的医療保険では高額療養費があります。
普通の治療であれば、一般的な人であれば医療費は8万円~多くても10万円で済みます。単身者であれば、それぐらいの貯蓄はしているはずです。
では、保険が効かない費用で考えましょう。
平均入院日数は?
入院日数は生命保険文化センターの「傷病別・年齢階級別平均在院日数」で統計が出ています。
だいたいの単身者の年齢を考えて、15~34歳とすると、平均入院日数は12日だそうです。
入院する確率は?
これも生命保険文化センターによると、平成26年では人口10万人に対し1,038人という統計が出ています。(※これは抽出がややこしいので全年齢の数です)
つまり約1%の人が年間に入院していることになります。
医療保険の保障は?
勧誘してきた医療保険で例えると、私の場合は「月々3,400円の保険料」で「入院日額1万円」の保障だそうです。
…という事は、統計上の平均でいくと入院時は12万円貰えることになります。
月々3,400円の保険料を考えると、約35ヶ月の保険料でペイできます。
まとめると…
- 年間1%の入院する確率に入る
- 約2年9ヶ月以内に入院する
と得したことになり、保険に加入した意味があるかも知れません。この数字をどう捉えるかは人によりますが、私は特に必要性がないなと思いました。
まだ、他にもあるかも知れませんが、勧誘内容がゆるゆるでそれ以上背中を押されるものがなかったのでこの検証に留まりました。
日本の公的医療保険は結構保障が手厚いものなので、単身者にはそれだけでなんとかなるものです。
私の周りの人でも、生命保険に加入していても結局何も起きず満期になったという人もいますし、そんな人も多いのではないでしょうか。
掛け捨てではなく、貯蓄型で満期になって数百万円返ってきている人もいます。じゃあその保険料の分貯金していれば?とも思いますが…
まぁ、あくまで保険料分を使わず貯金出来ればの話ですけどね。
別に加入することが悪いとは思っていませんので、それでも不安な人は加入してもいいかも知れませんね。
それでも、私なら「県民共済」で十分かなと思います。
民間の保険が必要なときって?
では、民間の医療・生命保険は完全に不必要なのでしょうか?
私個人の意見としては、
- 公的医療保険で賄えない高額な治療で民間の保険で賄えるもの
- 家庭を持っている人や高齢者など
などは民間の保険に加入してもいいと思っています。
単身者でも、保険が効かない治療など(先進医療を受ける等)の場合は一大事ですね。このような場合は結構治療費は高額になります。
よくドラマとかである「アメリカで手術を受けないといけない…」とかですかね。まぁ、あまりあることではないですが、全くないとも言えません。
本当に必要なのは、結婚や子どもができたとか家庭を持ってからでもいいのかなと思います。やはり、保障としてのメリットは家族への保障ですかね。
単身者の場合、生命保険などの死亡保障はだいたいは親になっていると思いますが、そもそも親より先に死亡する確率がどれほどあるのか・・・
家庭を持っていれば、残された家族を養えなくなるので事は重大になります。正直、公的医療保険だけでは少し苦しいところもあります。
仕事上、年末調整もするので従業員の保険の書類もよく見ます。既婚者は、ほぼ全員といっていいほど加入していますね。
高齢者の場合は、単純に年齢によるもので、病気やケガの確率が高いですし、その分入院や治療の費用がかかりますから必要かも知れませんね。
また、保険といってもいろいろ種類があります。
- 生命保険
- 自動車保険
- 火災保険
- 地震保険
- 学資保険
- 子ども保険
- ガン保険
などなど、世の中にはさまざまな民間会社の保険が存在します。これらを、必要な時にちゃんと保障してくれる保険選びが一番重要なのではないでしょうか。
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